審議拒否

    先日、オヤジは本会議で久々に登壇し、議題に挙がった防衛大臣問責決議案の趣旨説明を行った。北朝鮮のミサイル発射への対応、各委員会での曖昧な答弁など国益を考えれば当然のことと言える。同時に国土交通大臣の問責決議案も出され、野党の賛成多数で議決された。以降、自民党は両大臣の辞任なしには審議に応じることはできないと、衆参すべての委員会を欠席している。

    当然だ。両大臣の資質もさることながら、その最大の責任は任命した野田佳彦総理大臣にある。その総理が「適材適所の人事」と詭弁を弄し、国民を欺いたマニフェストと共に中央突破を図るなら、体を張って止めるしかないではないか。総理は「泣いて馬謖の首を切る」と言った故事を御存じか。諸葛孔明と比べるのもおこがましいが、リーダーにはこれくらいの覚悟が必要だし決断が出来なければ、組織を束ねることなど不可能なのだ。

    この状況に、民主党の幹事長は「受けて立つ」と言ったそうだが、これまたぼんくらな話だ。参議院の議決の重さをなんと考えているのか。まさかご自身が参議院議員という立場であることをお忘れではあるまいに。
    きっと「長時間の審議拒否は国民からは理解されない」とタカをくくっているんだろうが、どっこい、今回ばかりはそうは問屋が降ろさない。復興、増税、TPP、領土、原発、社会保障など重要政策で迷走を続け、ズタズタの「詐欺フェスト」、間もなく20%を切る内閣支持率、政党支持率10%そこそこの民主党に同情する国民など皆無だ。たとえ審議拒否で国会が空転したところで、このまま民主党に政権を取らせているよりはいいんじゃあないか。むしろ、ろくでもない法案(人権侵害救済、外国人地方参政権、夫婦別姓などなど)を画策できないだけましじゃあないのか―、もはや国民はこれくらいの気持ちになっている。
    もう、この国を正常化するためには、解散、総選挙しか道は残されていない。
    心ある民主党の先生。国民不在の保身は見っとも無い。バッジを付けているのが恥ずかしくありませんか。

風雲急

 政界が風雲急を告げている。
 政権与党・民主党の小沢一郎元代表グループの議員29人が、党役職、政務三役の辞表を提出した。消費税率引き上げの閣議決定に反発した行動だ。「例え51対49でも党内を取りまとめる。政治生命を懸けた法案」と言う野田佳彦総理だが、さすがに受理できずに留意するようだ。

 「そりゃあそうだろう。そもそも論からすれば民主党は任期中の消費税引き上げを否定していたんだから。法案だけ通して実施は総選挙後だ、なんていうのは詭弁。国民誰でもそう思っている。反発する議員や、先日、連立解消を打ち出した国民新党の亀井静香先生の行動の方がよっぽど筋が通っているよ」と我がオヤジ(衛藤晟一議員)は納得顔で話す。が、「しかしな…」と、こう付け加えた。
 「民主党のマニフェスト自体がとっくに破綻しているんだ。小沢、鳩山、菅の3議員が政権を奪うために作った、言い方は悪いが詐欺みたいなものだったんだよ。そのことを認め、国民に謝罪しないままに野田政権が乗っかっている。マニフェスト原理主義の小沢グループもどうかと思うが、その延長線上にある現政権とで対立している構図は、まるで落ちのない喜劇。見せられている方は、たまったもんじゃあない」

 膨大する社会保障費、未来のため必要な財源のための消費税率引き上げなら、国民も納得する。しかし、民主党のいう年金、介護、医療制度改革の将来像が、まったく見えない。まして、このデフレ経済の下、有効な経済対策すら打ち出せないでいる。なのに増税の議論ばかり。自民党の提案する消費税率の引き上げとは、一見同じように見えても中身は大きく違う。与野党の談合など出来ようもない。この際、解散してはどうか。総理の言う政治生命とは、自身のプライドのためなのか、国民を想ってのことなのか、民の声を聴いてみれば、すべてはっきりするはずだ。

 ところで、民主党と法務省は、このどさくさに紛れて、またぞろ「人権侵害救済法」なるものを画策している。(もちろんオヤジは大反対で、詳細は近日発行の後援会報に掲載)いい加減にしてほしい。外国人の地方参政権、夫婦別姓、皇室問題など、国民からの信頼をまったく失った政権が何をやろうとしているのか。とにかく解散、総選挙まで、これ以上この国を悪くしないでほしい。それが心ある国民の最後の願いだ。

 追伸 政治評論家の三宅久之さんが第一線から退かれる。お疲れ様でした。三宅さんにはオヤジも大変お世話になった。特に浪人中の不遇の時代に、わざわざ大分までお越し頂き、温かい激励をいただいたことは生涯忘れることはできない。これからもご健康に留意され、引き続きご指導いただけますよう願っています。