風雲急

 政界が風雲急を告げている。
 政権与党・民主党の小沢一郎元代表グループの議員29人が、党役職、政務三役の辞表を提出した。消費税率引き上げの閣議決定に反発した行動だ。「例え51対49でも党内を取りまとめる。政治生命を懸けた法案」と言う野田佳彦総理だが、さすがに受理できずに留意するようだ。

 「そりゃあそうだろう。そもそも論からすれば民主党は任期中の消費税引き上げを否定していたんだから。法案だけ通して実施は総選挙後だ、なんていうのは詭弁。国民誰でもそう思っている。反発する議員や、先日、連立解消を打ち出した国民新党の亀井静香先生の行動の方がよっぽど筋が通っているよ」と我がオヤジ(衛藤晟一議員)は納得顔で話す。が、「しかしな…」と、こう付け加えた。
 「民主党のマニフェスト自体がとっくに破綻しているんだ。小沢、鳩山、菅の3議員が政権を奪うために作った、言い方は悪いが詐欺みたいなものだったんだよ。そのことを認め、国民に謝罪しないままに野田政権が乗っかっている。マニフェスト原理主義の小沢グループもどうかと思うが、その延長線上にある現政権とで対立している構図は、まるで落ちのない喜劇。見せられている方は、たまったもんじゃあない」

 膨大する社会保障費、未来のため必要な財源のための消費税率引き上げなら、国民も納得する。しかし、民主党のいう年金、介護、医療制度改革の将来像が、まったく見えない。まして、このデフレ経済の下、有効な経済対策すら打ち出せないでいる。なのに増税の議論ばかり。自民党の提案する消費税率の引き上げとは、一見同じように見えても中身は大きく違う。与野党の談合など出来ようもない。この際、解散してはどうか。総理の言う政治生命とは、自身のプライドのためなのか、国民を想ってのことなのか、民の声を聴いてみれば、すべてはっきりするはずだ。

 ところで、民主党と法務省は、このどさくさに紛れて、またぞろ「人権侵害救済法」なるものを画策している。(もちろんオヤジは大反対で、詳細は近日発行の後援会報に掲載)いい加減にしてほしい。外国人の地方参政権、夫婦別姓、皇室問題など、国民からの信頼をまったく失った政権が何をやろうとしているのか。とにかく解散、総選挙まで、これ以上この国を悪くしないでほしい。それが心ある国民の最後の願いだ。

 追伸 政治評論家の三宅久之さんが第一線から退かれる。お疲れ様でした。三宅さんにはオヤジも大変お世話になった。特に浪人中の不遇の時代に、わざわざ大分までお越し頂き、温かい激励をいただいたことは生涯忘れることはできない。これからもご健康に留意され、引き続きご指導いただけますよう願っています。