伊勢皇大神宮・内宮「遷御の儀」に参列して


伊勢皇大神宮・内宮「遷御の儀」に参列して

(1)御正殿をめざして

 10月2日、伊勢皇大神宮・内宮の式年遷宮「遷御の儀」の参拝のお許しを賜りました。非常に感動的でした。私共は神宮支所に16時着、17時20分に出発し、17時40分、少し薄暗くなったころ、内宮にむけて歩いて参りました。少しずつ日が沈んでいくというときでした。松明の火も照らされて内宮に進みました。

 御正殿の外に二重の門(瑞垣南御門、内玉垣南御門)があります。普通お参りする門(外玉垣南御門)とこの二重の門との間を御垣内というのですが、この御垣内におられたのは祭員と二百数十人の方々でした。

 御垣内の中央から少し離れた左のあたりに秋篠宮殿下と安倍総理が座られていました。御垣内の外に麻生太郎副総理、そして皇族の方々以下、私共も座らせて戴きました。本当に荘厳な中にこの遷御の儀を拝見することができました。

(2)荘厳さと神秘さ
 18時にいよいよ祭員が入るところから始まり、20時から祭員の方々が宝物を持って出られました。少しずつ暗くなっていく。一部の篝火で少しだけ照らしていく。最後は篝火も一切落としてしまって、その中をご神体が新しい宮の方に運ばれていくようすを拝見させて戴きました。本当に荘厳でした。途中で舞い上がるような風がサァッーと起こって、あたりを清め、あるいはきれいにしたりしました。

 ご神体が新しい宮に入られた後に、私共は全く同じ造りの新宮で座らせて戴きました。御垣内でそれを見守っておられたのは秋篠宮殿下と安倍総理で、私共はそのすぐその裏側でお見送りさせて戴きました。最後は荒祭宮の遙拝所から遙拝させて戴きました。

(3)神々の祈りの中にある日本
 日本がこのようにして日々新しくなっていることをあらためて感じました。なんと感激をあらわしていいかわかりません。本当に荘厳な中で、キーンとした澄み切ったもの、これ以上の厳かなものはないことを感じさせて戴きました。

 安倍政権がスタートして小一年経とうとしていますが、伊勢式年遷宮、出雲大社60年ぶりの大遷宮、熊野大社も大遷座百二十年大祭です。日本の新しい時代が動いていることを感じました。また、神々の祈りの中で日本という国があるありがたさも感じました。遷御の儀に立ち会わせていただくことができて本当にありがたかったです。あらためて日本のいのちを本当に大事にしないといけないと思いました。
(衛藤 晟一)

遷御の儀に参列。(平成25年10月2日 伊勢・内宮) - コピー