スーパーのお総菜

 「本当に景気は良くなっているんですか。高額な商品が売れているようだし。そう言えば先日乗ったタクシーの運転手さんが、『いつも盆暗な仲間が、ここのところびっくりするような売上なんだ。景気が良くなってきているのかな』と言うんだよ。でも、テレビや新聞報道では所得格差が広がっているだけーというし、本当はどうなの?」。
支援者からこんな電話をいただいた。
「たぶん良くなっているとは思うけどナ…」。

 第186通常国会が24日から始まった。6月22日まで150日間の論戦が繰り広げられる。
 デフレ脱却から経済の「好循環実現国会」(安倍晋三総理)と位置付けられた今国会では、101兆円超の歳出となる2013年度補正予算、2014年度当初予算の早期成立がまずは焦点になる。また、4月からの消費増税を控え、税と社会保障の改革やエネルギー政策、さらには集団的自衛権の政府解釈の見直しなど多岐にわたる重要案件が目白押し。ここは「戦後レジーム」からの脱却を掲げる安倍政権にとってはじっくり腰を据えて取り組まなければならない正念場を迎える。

 さて、冒頭の話に戻る。
 先日某テレビ番組にオヤジが出演した際に、こんな話になった。皆さんはどう思うか。それはレギュラ―コメンテイターがアベノミクスへ言及した時のこと。
 「高価な品物が売れだし、景気が良くなったと言われるがそれはほんの一部でのことだ。スーパーのタイムセールで値引きされたお惣菜が飛ぶように売れている事実を見れば、景気浮揚を感じている人は少ない。ますます格差が進んでいる気がする。気分だけで好景気というのは実態を見ていないからだ」。
 これが庶民の生活だと言わんばかりの剣幕だった…。

 でもね。そもそも経済政策による効果は実際に反映されるまでにはそれなりの時間を要するし、まして職種によっても違いがある。さらに物事にはすべて表裏、勝ち負けが存在し、格差は少ないに越したことはないが全員が勝者になるなんてことはあり得ない話だ。
 更に言えばタイムセールでお惣菜を買う人がすべて低所得者(表現がよくないが)と決めつけるのはずいぶんな話だ。核家族化も進み1、2人用の惣菜パックはリーズナブルじゃあないか。食費を切り詰めて乗用車の購入や海外旅行の費用にあてた、なんていう友人をけっこう知っている。ようは千差万別。スーパーから世界を見ても、世の中のすべてが見える訳じゃあないんだから。
 なんてったって景気浮揚は期待感、マインドが大切なんじゃあないかな。
 もっとポジティブに。だって、数件(人)の例外を除けばマスコミやコメンテイターなんてマッチポンプみたいなものだろうが。