ダイエット

 事務所恒例の「さくらを見る会」が今年も無事、開催された。昨年は雨、今年はどうにか天候に恵まれたものの、夜桜を楽しむには肌寒く、心なしか桜も元気がないように見えた。それに引き換え秘書軍団は、相変わらずのノー天気ぶり。花より団子とばかり、めったに食べることのないフランス料理に、舌鼓を打った。

 ところがそんな中で、若干3名のフォークが重い。我が主人、衛藤晟一参議院議員とS秘書、G秘書の3人は、なにやら互いに牽制をしている様子。どうやら、8月末をゴールに展開されているダイエットレースへの影響を気にしているようだ。
 このレース。もともと主人の「太っている自民党議員は、どうも悪人に見えるらしい」といった軽率な言葉に端を発し、「それじゃあ健康のため」と、同じ体形の2人の秘書を巻き込んで始まってしまったらしい。
 ルールは、それぞれがマイナス12キロに目標を設定し、達成できなかった場合の1キロにつき罰則はチョコレート5枚(?)で、勝者の総取りで争うというもの。主人の勝手な思いつきとはいえ、みな納得をして(半分は強制のように見えるのだが)取り組んでいるようだ。
 ちなみに途中経過を報告しておくと、F秘書に作らせる「特製ジュース」の効果か、主人が頭ひとつリードしているらしい。が、M秘書によれば、「3人をイモに例えると、ジャガイモ、さつまいも、里芋みたいなもので、似たり寄ったり。最後は、根性と、執念の勝負」だそうだ。気になるのは、それぞれの雰囲気。俄然頑張っている主人は、余りのハイペースの逃げに、末脚が心配だし、S秘書は、もうひとつ根性に欠けるところがあって当てにはできない。一見、一番若いG秘書が有利のようにも思えるのだが、気合いの乗りがいまいちで、それぞれに難がある。しいて印を付けると、本命不在で、○主人、▲G秘書、…S秘書としたが、どうだろうか。落馬、競走中止がないように祈るしかない。

 ダイエットに関しては軽口を叩く主人だが、日ごろの言動には慎重だ。テレビ出演をする際にも「もう少しパフォーマンスをしても良いのでは」という秘書軍団の要望を尻目に、「国会議員は自分の言葉に責任を持たなくてはいけない。特に実行できる与党にいれば、なおさら。面白おかしく思いつきで言えるものか」と、自分のスタンスを崩さない。それが地味に映ると言えばそうかもしれないが、「うちのオヤジの魅力」と言えば、言えなくもない。
 同じことは、今の自民党にも言える。野党として派手なパフォーマンスに欠けるのは、政権を担当していた時の責任を体験しているからこそのこと。財源のない政策や、妄想のような安全保障を吹き捲るどこかの政党とは大違いだ。

 「それにしても、ひどいな。いったいどの言葉が真実なんだろう」と主人が訝しむのが、鳩山由紀夫総理が発言する一連の米軍・沖縄普天間飛行場の移設問題。自身で「3月をめどに政府案をまとめたい」と勝手に言っておきながら、期日が迫ると「それは法に書いてあることではない」と言うようなあやふやな表現になり、ついには「2、3日遅れても、大した問題ではない」、「私には腹案がある」と開き直ってしまった。一国の首相というより、一社会人として、恥ずかしくないのか。どうにも理解できないと思うのは、私だけだろうか。

 普天間以外に目を向けても、その迷走ぶりは、財源を将来に付け回すばら撒きの予算編成、閣内バラバラの郵政改革、不履行ばかりのマニフェストなど挙げればきりがない。一部マスコミの調査では「自民党政権より悪くなった」という数字が6割を超えたという。そりゃあそうだろう。私など、内閣支持率が、いまだに30%位あることが、不思議でしょうがない。いったいこの内閣、8月末にはどうなっているんだろうか。主人のダイエットレースの結果ともども、予想するのは難しい。