日本保育協会、長野県支部研修会で講演

 衛藤晟一参議院議員は1月27日、都内で講演し、迷走する民主党政権の政策の問題点を指摘した。この講演は、日本保育協会長野県支部(加藤要瑞支部長)研修会の一環として行われたもの。
 衛藤議員の発言骨子は次のとおり。(N)

●はじめに
 エンゼルプランが幼保一元化のもと。この元を私が社会部会長のときにつくった。障害の方もやりかえるということで障害者自立支援法をつくった。隔離型はやめたほうがよかった。「自立と共生」、「完全参加と平等」(という言葉)を使ったのは私。助け合いの気持ちを大事にしたが、そのような中で今の民主党政権を見ると問題点ばかり。

●民主党のマニフェストについて
 民主党は16.8兆ある無駄の撲滅できると言い、今は9兆2000億円と言っている。できたのは8000億。埋蔵金は終わった。/子ども手当、農家戸別所得補償、高速道路無料化、高校無償化などは意味のない政策。特に子ども手当は、「子育てが大変だから国がしよう」ということ。子供の国有化だ。共産国がやること。本質的にとんでもない政策。/自民党の児童手当は第一子5000円、第二子1万円だが、これを例えば、第一子0円、第二子1.5万円、第三子2.5万円、などにしてもよい。この方が少子化対策になる。だが、第一子が(全体の)何パーセントかといったデータを厚労省は持ってない。

●農家戸別所得補償制度
 自民党は10年前から農地集約化、集団営農をしてきた。戦後のコメ増産農政で、昭和42、43年からコメが余るようになるとともに、農業所得がサラリーマン所得に追い越されるようになった。農地を宅地として売ると何百倍にも値段が上がる。(戸別所得補償制度は)全く意味がない。

●高速道路無料化
 必要ない。むしろ道路をつくってほしい。(大分は特に。宮崎まで4時間かかる。)

●外国人地方参政権、夫婦別姓等
 今、帰化要件はものすごく楽。選挙権を持つということは運命共同体だから参政権を与えることはありえない。/先日内閣部会のワーキングショップで松居和埼玉県教育委員長が「欧米のように家族破壊していいのか」と怒られた。

●障害者自立支援法改正
 「これだけは通してくれ」「私が言っているから」と議員提案し、(通さなければ)「他は全部廃案にしてやる」と言って通した。

●障害者基本法
 国際人権規約が元。(障害者の)人権を脅かすのは、まず精神病院、で、そして葛城お世話している人だ、と。平成15~18年で障害者支援制度をつくったが、駄目。がんばっている人に支援しなければ。要求したものは全部出せ、という人もいる。(出さなければ)人権問題、と。団体の裏を調べたら日共系。

●普天間問題
 本音は反米。米兵13000人のうち8000人をグアムに振り分けた。しかし、ヘリコプターだけは輸送手段の足だから、外に出せない。いざというときに近くにないといけない。それで名護になった。だが鳩山さんは県外、と。

●TPP
 アメリカは元々環太平洋経済連携をつくりたいと思っていた。しかし、鳩山さんが「アメリカ抜きでやりましょう」と。こんなふざけた友人はいないとアメリカは怒った。9ヶ国のうち、貿易量は日米が9割。ただ、この中身は金融から保険から働き方から全部入っている。(TPPの件で)アメリカは日本を信用してないというというのがはっきりした。

●尖閣諸島沖、中国漁船衝突事件
 12海里(22キロ)とはその国の及ぶところ。昔は中国の周辺まで日本の漁船も行っていた。今は、海保が危ないから行くなと言っている。中国は平均5~6隻一団で平気で日本の領海に入ってくる。漁網がひっかかっても平気で切る。/(衝突事件が起こったときは)50~100隻いて、(海保が)出ていけ、と言ったらぶつかった。逮捕するのが当たり前。事件の中国漁船は166トン33メートルで、「よなくに」には船首をぶつけた。沈没するかもしれない危険行為。船で一番強いのが船首。弱いのは横っ腹。分かってぶつかった。「みずき」からは黒煙を出して逃げた。二重に悪いことをした。政府は指揮権発動すればよかったにもかかわらず、那覇次席検事が外交するなど、二重、三重にエラーをした。

●中国の軍拡
 朝鮮動乱は、中国は今も公式見解ではアメリカがやったと言っている。任意の志願兵として攻め込んだ。戦車は韓国に一台もなかった。北は工業地で豊かで、南は貧困の地だった。最高のチャンスだ、と中華人民共和国ができて一年後にやった。他にはチベット、ウイグル、西沙など。/軍事費を20倍にした。今は戦闘機比率が中国380対日本200。

●保育の在り方
 平成6年のエンゼルプランの責任者は私。はじめに女性議員から「また戦前のような産めよ、増やせよ、をやるのか」と叩かれた。そうではなく、国がやるのは啓蒙活動。/東京周辺は施設が足りない。県都がトントン。県都を離れると空きがある。/なぜ「保育」ができたかというと、貧しかったから。託児所の延長。子育てをするお母さんが大変だから国が支援しましょう、と。足りない分を国が支援する。あくまでバックアップ。幼も保も子供の子育てをどうやるか考えないといけない。/制度は親の都合ばかりを考えてつくられ、子供のことを考えてこなかった側面もある。/子育てや家族によろこびをもてる環境にしないといけない。子育てという問題の根幹が問われている。/未婚の母から生まれる子供は、アメリカ33%、イギリス34%、フランス37%、スウェーデン50%。(日本をこのようにしてはいけない)/民主党では、しばらくはこのままでいくしかない。
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